ハイヤーサービス

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自己満足に終わらない「快適さ」を追求するのがkmハイヤードライバーである私の仕事。
鈴木明(スズキ・アキラ)。64歳。みなとみらい営業所所属。
2009年2月タクシードライバーとしてkmに入社。3年後にハイヤードライバーとなる。
前職はコンビニエンスストアの開発担当。

空気になれ

「あれ、今日ドライバーさん乗ってたっけ?」
1日の終わりに、お客さまが思わずこんなことを感じてしまうくらいの接客。
まるで空気のような、絶対に必要だけれども決して邪魔にならない存在。
これがハイヤードライバーとしての私の永遠のテーマです。ハイヤーをご利用になるお客さまの中には、私に気をつかって色々と話しかけて下さる方もいらっしゃいます。本当に有りがたいことですが、そのご厚意に甘えてずっと話していればいいという訳ではありません。
お客さまはもしかしたら、「電話をかけたい」「静かに考え事をしたい」「眠りたい」と思っていらっしゃるかもしれない。
いかにしてお客さまが自分の世界にスッと入れるような空間を作るか。これを常に考えています。

ハイヤードライバーに大切なのは「あかじか」の「か」

「あかじか」という言葉があります。これは安全・確実・迅速・快適というドライバーが順守すべき4つのルールの頭文字です。
このうち最初の3つまでは誰でも出来ます。難しいのが最後の「快適」という部分。お客さまが心地よい気分でいらっしゃるかどうかは中々分かりづらいものです。一口に満足といってもそれは70%の満足なのか、90%の満足なのか。
今日の私はいかがでしたか?と伺うことは出来ません。ですから私は1日の終わりに客観的に自分を振り返る時間を必ずとっています。今日の運転はどれくらい丁寧に出来たか?お客さまがメモをとっていらっしゃった時に、カーブをきつく曲がってはいなかったか?大型車が近くに来て車体が揺れるようなことはなかったか?ブレーキングの速度感は?接客に粗相はなかったか?
・・・などなど自分を俯瞰してみる事で自己満足にならないよう気を付けています。
ハイヤーは一度道に出てしまえば私一人です。指示や指摘をしてくれる上司は隣におらず、自分で工夫しなければなりません。
例えば、私はお客さまの安全のため、チャイルドロックを必ずかけています。安全確認を済ませてから私がドアを開けますが、これは誰に言われた訳ではなく自分の判断で行っていることです。
高い向上心を持って自己管理をきちんと行うよう心がけています。
朝の挨拶も例にもれません。はきはき「おはようございます」と挨拶出来なければ、このドライバーは疲れているのかなとお客さまに不安を与えてしまいます。水で洗顔したり、クリームでマッサージをしたりして顔をびしっと引き締めてから向かいます。

仕事に行く前はいつも怖い。それが大事

ハイヤードライバーとしてそれなりの年数を積んできましたが、正直仕事に行く前はいつも怖いと思っています。
道路は常に変化していますし、お客さまが何を思っていらっしゃるかは分かりません。何かミスがあったらどうしよう、という不安が頭にあります。
ですが、この緊張感がかえって良いプレッシャーになっています。常に「もしかしたら?」というアンテナを張りながら運転することで、気を緩めず1日を送ることが可能になります。営業所で待機する以外は1日中神経を使い続けなければなりません。
正直かなり疲れますが、ハイヤードライバーをしているとご褒美のような嬉しいことがあります。

お客さまのために更なる快適を求めて

以前、著名な学者の先生をお送りした時のことです。車中ずっと黙っていらしたので大丈夫だろうか、と不安に思っていました。しかし降りる際に「ゆっくり乗れたよ。ありがとう」とお声を掛けて頂けたのです。
良かった・・・と安心でほっとしたのを覚えていますが、それからまもなく再度私のハイヤーをご利用される機会がありました。
予定通りのコースを終えて仕事完了だと思っていると、「自宅まで運転手さんに送ってもらえませんか?」と追加の仕事を任せて頂けました。
1時間ほどかけてお送りした車の中で、私には勿体無いような色々なお話をして下さいました。自分は何て運が良いのだろうと私は喜んでいました。するとお客さまが「今日も良かったね」とまたありがとうを下さったのです。
ハイヤーをご利用するお客さまは本当に素敵な方たちばかりです。嫌な目にあったことが1度もありません。私が専属でご送迎している社長さまは、1日の終わりに必ず「ありがとう」と言ってくださいます。本来私が言うべき言葉です。
そういった素晴らしい方々をお乗せする身として失礼がないよう、更なる快適を求めていこうと思います。

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